2012年08月30日

美味しいお茶に最適な水 その2

カルキを飛ばすだけでお茶に適した水になるとお話しましたが、
湯の沸かし方もあるんです。


これは、「大観茶論」や「茶経」の中にも書かれています。

「蟹の目のような泡」や「魚の眼のような泡」と、表現は異なりますが、要するに、湯の表面がさざ波がたつようにゆれてきたときがちょうどいいとされています。

あまり高い温度になるとカルキだけでなく、、水のなかに溶けている空気や炭酸ガスが抜けていってしまうんですね。
煎茶は爽快感をもとめる飲み物ですので、適度に炭酸ガスがあったほうがいいとされています。
抹茶では硬度が高くても味に影響はありません。

沸騰しはじめたらヤカンの蓋をすこしずらして、5分程度沸騰させるとカルキ臭がぬけます。

お茶によって、美味しさを引き出すための湯の温度は異なりますが、低い温度で淹れるお茶でも、必ず沸騰させてから湯冷ましをするようにしましょう。
これを省いてしまうと、茶葉が沈まなくなり、淹れたお茶が水っぽくなってしまいます。



同じカテゴリー(お茶コラム)の記事画像
柏餅
初煎会パート5 福引き
初煎会パート3 立礼席
初煎会パート2 座礼席
初煎会パート1
2014年も大変お世話になりました
同じカテゴリー(お茶コラム)の記事
 柏餅 (2015-05-05 22:25)
 初煎会パート5 福引き (2015-01-15 22:03)
 初煎会パート3 立礼席 (2015-01-12 11:53)
 初煎会パート2 座礼席 (2015-01-11 19:10)
 初煎会パート1 (2015-01-11 09:24)
 2014年も大変お世話になりました (2014-12-31 15:01)

Posted by 翠奈 at 00:17│Comments(0)お茶コラム
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。