2013年03月11日

マナーとエチケットの違い

すっかりお茶おコラムの更新が滞っていました(^_^;)

今日はマナーとエチケットの違いについてお話したいと思います。




茶の様式は、室町時代、足利幕府のころに定められたのですが、

禅の心や小笠原流の所作から、和室での作法が決められました。

畳のへりをふまないとか、和室での歩き方などもふくみます。


余談ですが、その後、珠光によって、いわゆる「侘び茶」というものが確立され、

その流れをうけついだ紹鴎がさらに侘び茶の茶の湯を実現させ、

その紹鴎の弟子であった、千利休により、茶の湯は全盛期をむかえます。


和の作法は思った以上に昔からつがれているんですね。



さて、本題ですが、よく礼儀作法とひとまとめになっていますが、礼儀と作法、マナーとエチケットは似ているようで少し違います。

マナーは、以前のコラムでもお話したとおり、相手を思いやる気持ちを実践したものですよね。

それは、日本語でいう「礼儀」にあたります。



では作法・エチケットとは、思いやりもとづいた、言動や振舞の常識的なルールといえます。


似ているようで違いますね♪


どちらも相手への思いやりから発するものだということは共通していますが、


分かりやすくいうと、映画館で携帯をオフやマナーモードにしておくのは、マナー。

お友達や彼氏彼女といるのに、携帯電話で長話をするのはダメではないけどいかがか・・・というのはエチケット。


ところかわれば・・・で、マナーやエチケットは絶対的なものではありません。


でも、少しの間でも同じ時を過ごすのですから、それらを少しでも知って、お互いに心地よい時間にしたいですよね。



またがんばって更新したいと思いますっ!  

Posted by 翠奈 at 10:16Comments(0)お茶コラム